RACE
スーパー耐久シリーズ2019 第6戦 岡山国際サーキット
- Po.
- No.
- Car
- Driver
- Laps
- 1
- 19
- BRP★Audi Mie RS3 LMS
- 太田 佑弥 / 松本 武士 / 篠原 拓朗
- 104
- 2
- 501
- KCMG Annika CIVIC TCR
- PAUL IP / MATTHEW HOWSON / JIM KA TO
- 104
- 3
- 22
- WAIMARAMA KIZUNA Audi RS3 LMS
- 堀 主知 ロバート / 千代 勝正 / KIZUNA / LEE JUNGWOO
- 104
- 5
- 97
- Modulo CIVIC
- 植松 忠雄 / 中野 信治 / 遠藤 光博 / 大津 弘樹
- 103
厳しすぎるウェイトハンディを克服するべくチーム一丸となって挑んだ最終戦。
トラブルに泣いた前半戦から後半の2連勝により怒濤の追い上げでチャンピオン争いに復活。
大逆転でのシリーズチャンピオンを獲得すべく戦いの地である岡山へ。
しかし、そこで待っていたのは、BOPとサクセスウェイトによる100キロ超にも及ぶウェイトハンディだった。
この圧倒的に不利な状況からライバル達と戦うには何が必要なのか。。答えはシンプルだ。
これまで通り最高のチームワークで戦うことが勝つための唯一の方法だった。
予選までには完璧に近いところまでマシンを仕上げることが出来た。
予選2番手は現状を考えれば望外の結果だろう。
今回の決勝は私がスタートを担当することにした。
1周目にトップを奪うことに成功、その後は後続とのギャップを10秒以上に広げトップでチームメートへとステアリングを託すことに。
ここまでは勝つために立てた作戦が全て機能していたのだが。。セーフティカーの導入により流れが変わってしまう。
セーフティカーの恩恵を受けることが出来なかった我々は、アンカーを務める大津選手へと最後の望みを託すことに。
作戦上セーフティカーを利用出来なかった我々はルーティンのピットストップとなり大きくタイムロス、それでも諦めずに2番手からトップを走るライバルを追い上げる展開に。
しかしここでトラブルが起きてしまう。。緊急のピットインを終えてトラックへと戻るが、チャンピオンを争うライバルは手の届かないところへ。。最後までプッシュを続けた大津選手がランキング2位を争うライバルを最終ラップに見事攻略して意地を見せてくれました。
絶体絶命の状況からチャンピオンを争えるところまで復活、そしてここ最終決戦の地で更に厳しい状況下におかれていた#97 の戦いは本当に素晴らしいものだった。
シリーズランキングは2位となり、チャンピオンを逃してはしまいましたが悔いはありません。
最後の最後まで素晴らしい集中力で戦い抜いてくれたチームの皆さん、そしてチームメート達に心からの感謝を。。そして今シーズン#97 を応援してくださっていた皆様にも心から感謝を申し上げます。
驚くことに私がレースを始めてから今年で37年目になる。
随分長く続けさせて頂いていますが、マシンを操る楽しさは何一つ変わらない。。好きなことを長く続けられるのは本当に幸せなことなのです。
そして、何より困ったことに負けず嫌いもあの頃のままなのだ。
中野信治